子宮がんのデータ
がんについて死亡率など統計が出るときは子宮がんと、子宮頸がんと子宮体がんとをひとくくりにされてカテゴリー化されています。しかし、子宮頚がんと子宮体がんでは性質も少し変わってきますので、きちんと分かっていただければと思います。少し話がずれますが、【分かる】ということは【分ける】から始まります。つまり、細かく分類することができるようになることによって理解が始まるのです。どうでもいいことですね・・・。
では、本題の子宮がんのデータを説明していきます。日本女性の場合には、子宮がんの80%が子宮頸がんといわれています。これは国際的に見ても高いとされていますが、実は30年以上前では子宮頸がんの割合が95%以上といわれています。子宮体がんの数はほとんど増えていないのですが、子宮頸がんの割合が非常に増えたためにこのような現象が起きたと考えられています。
そして、子宮がんとまとめられていますが、お互いの特徴などを含め全く違います。つまり、同一視してみることには少し無理があるようです。具体的には、発生の仕方、発生後の広がり方、子宮体がんと子宮頸がんの構造、それぞれのできやすい年齢などを比べてみると全く違うのです。
子宮頚部と子宮体部とでは構造も違っていれば、働きも全く異なります。子宮体部では胎児を育てる場所であり、月経のたびに新しい粘膜に作り変えられてきています。子宮頸部は細菌を防ぎ、胎児が生まれてくる産道ですので、常に粘液の分泌が行われています。
つまり、粘膜や働きがことなるために子宮頸がんと子宮体がんは発生原因も異なるのです。
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